
小紅の渡し
長良川を渡る岐阜市で唯一の渡し舟。県道(文殊茶屋新田線/173号)の一部となっています。遊覧船とは違い、交通手段としてご利用いただきます。
史実に登場するのは元禄5年(1692年)で、川下にあった河渡の渡しが中山道の表街道として、小紅の渡しが裏街道として栄えました。
現在、渡し船はエンジンで駆動していますが、過去は岸付近では竹ざお、水深の深い部分は櫓で進んでいました。水面から見る岐阜城が美しいと評判です。
冬季は鴨などの野鳥が飛来するバードウォッチングのスポットでもあり、毎月21日の弘法さんの命日は鏡島弘法への参詣客で賑わいます。